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人生は心一つの置きどころ

目の前の出来事に一喜一憂してしまうことがよくあります。どちらかというと私は、上手くいかないことがあったら、落ち込んだり、自分にはツキがないと思ったりすることの方が多いかもしれません。

でも、『出来事に意味づけをするのは自分自身である』という言葉に出会ってから、思考に変化がおきました。それは、自分に起こるあらゆる事象は、その事象自体に意味はなく、その事象をどう捉えるかは自分の考え方であるという認識です。

ことわざにある『災い転じて福となす』や、故事成語にある『人間万事塞翁が馬』などの古人の教えにも共通することではないかと思います。目の前に起こる一つの出来事は、長い人生において、他に起こる出来事と何かしらの関連性がでてくることも多いです。例えば、失敗があったから、自分に気付きがあり成功につながったというようなエピソードは枚挙に暇がありません。そんな風に考えると、過去に起こった様々な出来事は、今のこのことに繋がっていたのかと感じることもあります。きっとそれぞれの心に残る過去の出来事があって、その経験が今に何かしらの形で結びついているエピソードがあると思います。

人生は心一つの置きどころ。人間の心で行う思い方、考え方が、人生の一切を良くもし、悪くもする、というのが人生支配の根本原則である。思い方や考え方が積極的であれば、積極的なものが出来、消極的なら消極的なものが出来る。何事においても、そのときの心の状態が、成功を生み、また失敗に追いやる。

<運命を拓く>中村天風著

一つ一つの出来事の意味づけを自分が行っているのならば、自分に起こる事象は、自分の人生にとって良い経験となっていると考える方が、人生を豊かにしてくれると思います。そう考えると、辛いと思う出来事も、上手くいかないと感じる現実も、全ては自分の人生経験において必要なことだと考えようと意識してみています。

人は意識的、無意識的を問わず、何かの目的をもって生きていると聞いたことがあります。ただ、一般的に意識といわれる『顕在意識』は3~5%で、無意識といわれる『潜在意識』が95~97%と言われており、もしかすると、自分の人生は『無意識の領域で決めた目的』に進んでいるのかもしれません。だとすると、潜在意識の自分がもつ目的を現在意識と一致させることができないものかとも考えてみます。

潜在意識の置き換えに効果的な方法は『言葉』です。恐らく、多くの人は一日の中で何度も自分との対話をしています。この自分との対話が潜在意識の方向性を決めています。まぁ、このときの対話で思いつくことも無意識なんですけどね。

なりたい自分やチャレンジしたいことを手帳などに書いて、声に出して読んでみることや、自分の気持ちを積極的にしてくれる言葉などを目に付くところに置いておくことなども、潜在意識の方向性をつくっていくのにも良いかもしれません。自分の心の置きどころで人生の捉え方が変わるなら、自分で自分の人生を歩んでいるという実感にも繋がります。自分しか経験ができない自分の人生だから、積極的な心持ちで歩んでいきたいものです。

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