お知らせ内容をここに入力してください。

娘との約束~家族の絆を深める魔法の時間~

小学1年生の娘との約束がある。といっても、彼女が一方的に決めた約束なのだけど、自分にとっては大切にしていることでもある。それは、毎晩寝る前に読み聞かせをすること。短い物語が集まった本があり、娘が選ぶ4作品を私が彼女に読みきかせ、娘が1作品を私に読んでくれる、というもの。

かれこれ1ヶ月以上は続いているが、出張があったり、帰りが遅い日などは読んであげることが出来ず、妻が読むこともあるが、読んでくれなかったという日もある。そんな時の翌日は、「8つ読んで!」と言ってくることが多い。こんなときは、何度も交渉をして、5回か6回くらいにして許してもらっている。

ベッドで横になって読み聞かせをするのだけど、娘がピッタリと寄り添ってくれて本を読んでいるときもあれば、ちょっと離れて何か他のことをしながら聞いている、という時もある。そのどちらの姿も愛おしいな、と思う。ピッタリと寄り添ってくれているときの方が、嬉しいのだけど、どちらにせよ楽しそうにしている娘の姿を見ることができることが、とても嬉しく思う。

いつまで、こうやって懐いてくれるのかな、と思うこともある。自分が子どもの頃の時代と違って、親離れが遅くなっている話も聞くが、いつまでもこんな親子の交流が持てると良いな、と考える。中学、高校と成長していくと、また違う形になるかもしれないけど、どこかで何かの繋がりを感じながらで生活がしていけると良いな、と思いながら、かけがえのない今の時間を楽しんでいる。

自分の勝手な願いだが、娘とのこうした時間を、彼女が大人になったときに思い出してほしいな、と思う。そして、娘にも子どもが出来たならば、読み聞かせをしてあげてほしいな、とも。そして私が感じているように、娘も自分の子どもと過ごす時間の幸せを感じて欲しいし、孫となる子どももまた、親と過ごした幸せな時間を持って成長して欲しい、と思う。そんな幸せの連鎖が何世代にも渡って続いていって欲しいな、と思う。

自分のことを振り返ると、両親は商売をしており、夜に読み聞かせという時間は少なかったが、保育園児の頃に、母がそろばんをはじきながら仕事をする机の横に、私は自分用の小さな机を置き、ノートにひらがなか何かの練習をしていた記憶がある。時折、母から教わりながら過ごした親子の時間は、自分の心の中に残っている大切な記憶でもあるから、自分も親から受け継いだことなのかもしれないな、とも考えたりする。そういう意味では、自分も娘にもバトンを渡せているのかな、なんて思ったり…

私には、息子と娘という2人の子宝に恵まれたが、子どもたちは私に『人生の幸せ』を与えてくれている。色々と手の掛ることもあるのかもしれないけど、そんなことも私に人生の豊かさを与えてもくれている。時々、自分の心が整っていなくて、八つ当たりのような怒り方をしてしまうときもあり、反省することもあるのだが、そんなことも子どもたちがいるから気付くこともできている。

大人は子どもから学んでいることの方が多い。親として未経験で、何も知らない私を、親として成長させてくれているのだろうな。一つ一つのエピソードが、私を育てていってくれていると感じる。そうそう、子どもだけじゃなくて、こんな家族を一緒に過ごしてくれている妻にも感謝です。それぞれが機嫌が悪く、ぶつかるときもあるし、子どもたちが思春期になると、もっと大変なことがあるかもしれないけど、一つ一つを人生を彩るシーンとして楽しめるようでありたいな。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次