「毎日がつらい」「なんで私ばっかり頑張らなきゃいけないの?」と、思わず“しんどい”や“自分ばっかり”を口癖にしていませんか。こうしたネガティブな言葉を何気なく使い続けていると、それが自分の思考パターンをつくり出し、人生全体を重苦しくしてしまうと言われます。実は僕自身も「しんどい」「自分ばっかり」のほか、「でも、できるはず」という妙なセルフイメージの高さを抱えては、燃え尽きるような生き方をしていました。
ところが、最近になって「心の持ち方」を少し変えるだけで、自分の思考や感情が変わっていくのを体感しています。本記事では、口癖になりがちな「しんどい」「自分ばっかり」を手放し、“うれしい”を意識して使うことで、どんなふうに心が軽くなるのか、その実感をご紹介します。毎日を少しでも楽にする「心を軽くする方法」を探している方、そして「#前向きになりたい」と願う全ての方に読んでいただければ幸いです。
「しんどい」が口癖になると見えなくなるもの
「しんどい」「自分ばっかり」といった言葉は、辛さや不公平感を吐き出すための無意識なフレーズ。でも、この言葉を繰り返すうちに、脳は「人生はしんどいもの」「どうせ損をするのは自分」といった世界観を強化してしまいます。そうなると、客観的には同じように努力している人や、辛い状況にいる人の存在が見えにくくなり、「他人は楽をしている」「自分だけが苦労している」という思いが膨らみがちです。
- しんどい → がんばれない → 自己嫌悪
- 自分ばっかり → 不公平感 → イライラや孤独感
こうした感情の連鎖が続くと、いつしか視野がどんどん狭くなり、「人生の悩み」はより深刻なものに感じられてしまいます。

「できるはず」というセルフイメージが招く落とし穴
実は僕は、「でも、できるはず」と自分を追い込むクセもありました。一見前向きそうに聞こえますが、これを無理に繰り返していると、理想と現実のギャップに苦しむ原因になります。
- 「できるはず」と思いこむ → ギリギリまで頑張る → 一時的に成果が出る
- しかし継続は難しい → 疲弊し「しんどい」に逆戻り → 振り子が大きく振れて自己嫌悪
こうしたセルフイメージの高さとネガティブ思考が同居すると、心が休まらないまま走り続けてしまいます。結果、「心を軽くする方法」を見失いがちになるのです。
そもそも疲れきった思考は「自分が作り出している」?
「どんなに頑張っても楽になれない」「いつまでも幸せが来ない」と諦めモードに入ったとき、たまたま「自分で自分を苦しめているだけかもしれない」という言葉に触れる機会がありました。これが当初は「そんなはずない」とピンとこなかったのですが、少しずつ過去を振り返るうちに、「確かに僕が勝手に思い込んでいただけかも」と気づいたんです。
- 「人生は試練だ」「今世の努力が来世つながる」とまで考えていた
- しんどさが当たり前になり、いつしか燃え尽きやすい生き方に
- 自分で苦しさを生み出し、ますます疲れてしまう
この思考のパターンを「自分自身の言葉」が作っていたとわかった瞬間、自分が置かれている状況を少しだけ引いた視点で見つめ直すことができました。
「うれしい」を心の中心に置くと何が変わる?
では、具体的にどう変えればいいのでしょう。たどり着いたのが、「うれしい」という言葉を中心に据えることでした。家族といることが嬉しい、笑顔を見られることが嬉しい、仕事があることが嬉しい……。「しんどい」と比べると些細に思えるかもしれませんが、こうした“#前向きになりたい”気持ちを後押ししてくれる言葉を意識して使うようにしたんです。
- 朝起きたとき → 「疲れたな…でも、うれしい」
- 何かミスをした → 「凹むけど、次は気をつけよう。まだ間に合うし、うれしい」
もちろん、言葉を変えた瞬間に劇的な変化が起こるわけではありません。しかし、少しずつ心が軽くなる感覚があり、さらに「うれしい」「ありがたい」という思考を探すクセがついてきました。

「心の持ち方」を変える小さなコツ
- まずは口に出す言葉をチェック
「疲れた」「無理」「自分ばっかり」というフレーズが出たら、一度立ち止まり「今、そう言う必要あった?」と自分に問いかける。 - “うれしい”や“ありがたい”に置き換える練習
最初はしっくりこなくてもOK。「疲れてるけど、でもうれしい部分もある」くらいの軽さで十分です。 - 毎日、良かったことを思い出してみる
夜寝る前に「今日あった良かったこと」をメモする。思い出せない日もあるかもしれませんが、それでも続けるうちに必ず「プラス面を見る力」が養われます。
「自分で作り出す世界」を少しずつ変えてみよう
もし、「しんどい」「自分ばっかり」が当たり前になっているならば、そんな思考を生み出している言葉の使い方を見直してみませんか。無理に頑張りすぎることなく、小さな言葉を変えるだけで、未来の見え方が少しずつ柔らかくなるはずです。
僕自身も「できるはず」と無理をしていた時期は、自己嫌悪から抜けられず、まるで終わりなき試練に挑んでいるような感覚でした。けれど今は、「うれしい」を心の軸に置いたことで、肩の力が抜け、どこか希望を感じられるようになってきています。
人生に悩むときこそ、言葉を意識してみる価値がある。思春期の受験生や、日々の家事・仕事に追われる方、自己肯定感が下がり気味の方など、少しの工夫で「心の持ち方」は変わっていきます。ぜひ、自分の中の「うれしい」を見つける実験を始めてみてください。
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