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あなたは昆虫食を受け入れることができますか

昆虫食の消費者認知が広がっています。様々なニュースで昆虫食の話題が取り上げられています。

日本でもイナゴやハチの幼虫などを食べる文化もあったので、昆虫食に違和感が少ないのかも知れませんが、昆虫食の話題としては、コオロギが主に取り上げられています。

 人口増加に伴う食糧危機を救うため代替タンパク源として、昆虫食は注目を集めていますが、学校給食にも導入が進むなど、是非を問わず昆虫食を進めていっている印象があります。果たして、昆虫食は本当に人類を救うのでしょうか

ムーンショット計画にも明記、昆虫食は既定路線

 内閣府が立案している2050年までに人々の幸福の実現を目指したムーンショット計画にある9つの目標の5番目にある『2050年の食と農』にも、『2050年までに、微生物や昆虫等の生物機能をフル活用し、完全資源循環型の食料生産システムを開発する。』と掲げられている。昆虫食に対する補助金も多く使われており、昆虫食はもはや既定路線となっている。

ムーンショット目標5 2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出- 科学技術・イノベーション – 内閣府 (cao.go.jp)

 学校給食への導入も進められており、コオロギの粉末が入った醤油なども生産され、私たちは否が応でも、また知らないうちに、コオロギを中心とした昆虫食を口にする状況が整えられてきています。

 しかし、人類が今まで食としなかったコオロギを食べることは、本当に安全なことなのでしょうか

昆虫食に対する懸念

 内閣府の食品安全委員会では、『欧州食品安全機関(EFSA)、新職人としてのヨーロッパ家コオロギについてリスクを公表』している。この記事には、相当な懸案が特定されたとして、以下の項目を挙げている。

  • 総計して、好気性細菌数が多い
  • 加熱処理後も芽胞形成菌の存在が確認される。
  • 昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある。
  • 貴金属類(カドミウム等)が生物濃縮される問題がある。

食品安全関係情報詳細 (fsc.go.jp)

 また、コオロギの殻(外骨格)にはキチンという成分が含まれているが、人間にはこのキチンを分解する酵素(キチナーゼ)が十分にないと言われている。つまり、人間は昆虫を食べることなく進化してきたのである。そのため、短期的にはアレルギー反応を起こす人が出てくる可能性が高いし、長期的にどうなるかは不明なところも多いのではないだろうか。

 さらに、昆虫には、寄生虫やカビ、細菌、ウイルスなどが寄生していることも多く、昆虫が病気を運ぶ危険性もあると言われている。こうした細菌やウイルスは加熱処理後も生存していることもあり、それらを人間が口にするということに危険性はないのだろうか、と心配にもなってくる

昆虫食はビジネスである

 結局のところ、昆虫食にも大きな利権が動いている。昆虫食の研究開発やベンチャー企業に対して投資家が多額の投資を行っていることも事実であり、『持続可能な』という聞こえの良い大義を掲げた裏には、利権がうごめいていることを私たちは認識しておく必要があるのではないでしょうか。

 ビジネスでお金が動くとき、投資家やスポンサーにとって優位になるような報道が目に付き、反対意見や少数意見は消されてしまうのが世の常なのかもしれません。もしかしたら、法律などもこうしたお金の動きが優先されて決まっていることもあるのではないでしょうか。テレビで報道しているから、専門家が発言しているから、芸能人が勧めているから、といった一種の洗脳によって、昆虫食は当たり前になっていくかもしれません。

 本当に、持続可能な食や、安全な食を考えたときに、昆虫食一択ではなく、様々な可能性があるのではないでしょうか。私は、個人的な心情として、昆虫を食べたいと思いません。単なる心情的なものだけかもしれませんが、食べたくないものを食べない選択は持ち続けることが出来る世の中であってほしい、と思います。

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