藤丸– Author –
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動機が善であることの重要性—稲盛和夫さんの教えを自身の経営にも
動機善なりか私心なかりしか この言葉は、京セラの創業者であり、日本を代表する経営者の一人でもある稲盛和夫さんが、経営において何よりも大切にしていた信念を表す言葉です。稲盛さんは、経営の中で「利他の心」を重視されていたそうです。利他の心とは... -
縦糸と横糸が紡ぐ感謝の経営
私が経営している会社が、多くの方のおかげさまで、創業から60年目を迎えることができました。もともとは、全く継ぐつもりがなかった会社ではあるものの、私が父の他界をきっかけに、事業を引き継いで12年目になります。社歴の5分の1を経営者という立場で... -
幸せへの道は、”ある”ことに気がつくことから始まる
この世に生を受けた私たちは、幸せを求めて生きているのだと思います。幸せのかたちは人それぞれだと思いますが、意識、無意識を問わず、自分のありたい姿を実現していこうとするのが人生でもあり、それがその人にとっての『幸せのかたち』なのではないか... -
あなたが演じる役割という仮面は、あなたそのものですか
私たちは多面的な存在として、日々さまざまな「役割」を演じながら生きています。例えば、家族の前では“良き夫”や“優しい父親”として振る舞い、仕事場では“責任者”や“部長”“課長”としてプロフェッショナルな態度を取る。それらの役割は、まるで社会の中で... -
正しいか間違っているかのJudge(判断)を手放してみよう
人間関係の悩みは「正しさ」へのこだわりから生まれる 私たちは日常生活の中で、他人の考えや価値観が自分と異なることに戸惑い、時に対立することがあります。職場の同僚、友人、家族との関係において、「どうして分かってくれないのか」と悩むことはあり... -
「自分を変える」とは?ー他人を変えようとしない生き方の本質
他人の言動に振り回される…その理由とは? 「なんであの人はそんなことを言うの?」「どうして私は、いつもこうやって傷つくんだろう…」 日常の中で、他人の言葉や行動に感情が揺さぶられることは誰にでもあります。 相手を変えようとして、意見を伝えたり... -
2024年_今年をどんな一年にしたい?
2024年を迎えて、新年最初の出勤日に、新年方針発表を会社で社員全員に対して実施しました。決算月は3月なので、事業計画の発表は4月に行うため、新年方針発表は、具体的な売上数字や計画などは示さずに、今年一年間こんな考えで経営するよ、という指針を... -
VUCA(ブーカ)の時代を幸せにしていくために
2024年は十干十二支で言うところの『甲辰(きのえ・たつ)』の年にあたります。甲は十干の始まりでもあり、芽が発芽したような状態を表しています。辰は「ふるう、ととのう」という意味があり、成長段階に入るための形が整ったという状態を表す言葉でもあ... -
引き継げない伝統に自分は何ができるのか
母の実家にあるミカン畑で、少しの時間だがミカンの収穫を手伝った。 今は、80歳になる伯父が1人でやっている農業だから、ミカン畑はほとんど手入れすることなく、ほぼ自生している状態のため、見た目が良くないこともあり、売り物にならないようである。... -
娘との約束~家族の絆を深める魔法の時間~
小学1年生の娘との約束がある。といっても、彼女が一方的に決めた約束なのだけど、自分にとっては大切にしていることでもある。それは、毎晩寝る前に読み聞かせをすること。短い物語が集まった本があり、娘が選ぶ4作品を私が彼女に読みきかせ、娘が1作...